ご さ い じ ん
御 祭 神
天 御 中 主 神 (あめのみなかぬしのかみ) 〔中殿〕
天 水 分 神 (あめのみくまりのかみ) 〔左殿 ・右室〕
国 水 分 神 (くにのみくまりのかみ) 〔右殿 ・左室〕
罔 象 女 神 (みつはのめのかみ) 〔左殿 ・左室〕
瀬 織 津 媛 神 (せおりつひめのかみ) 〔右殿 ・右室〕
本殿三殿(旧国宝・重要文化財)
天御中主神は、天上の神々の世界である高天原に最初に御出現された神で、天地創造・万物生成の神である。
天水分神、国水分神は、それぞれ天空と大地の水を施し、用水を公平に分配する神。(「水分(みくまり)」の語源については、社号参照。)
罔象女神は、水を主宰する神であり、御名義は「水這ふ」、「水走る}、「水生ふ」等という。
瀬織津媛神は、速川の瀬に坐し、諸々の罪穢を清め大海原に持去られる神で、凶事を除き去る祓の神。
因みに、天御中主神は宇宙根源の元始神であることから、祀ること自体が畏れ多いこととして、古来より「祀らぬ神」とされた。それ故に古社において天御中主神を主祭神とする神社は稀有である。
この為、当社には他宗教の「万物創造の神」の信奉者であっても、この神は名は違えども世界唯一の神で同一神、と解する柔軟思考な人々の参拝も時折り見受けられる。