さ ん ど う い り ぐ ち   こ ん ご う さ ん み ち し る べ
参道入口・金剛山道標


 当社前の街道(現・国道309号線)は、金剛山と葛城山の間の水越峠へと繋がり、、古代より開かれた河内国と大和国を結ぶ要路であった。

 修験の道、信仰の道として、金剛山や大和の吉野山や大峰山等に詣でる人々で賑わい、また近世には様々な物資が行交う、主要な経済道として発展し、往時この参道入口前には宿屋が営まれていた。

 因みに、この道で水越峠より大和へ下ると大和水分四所(社号参照)の一つ、葛木水分神社(奈良県御所市)が鎮座する。


 『右 金剛山』と記す。街道を行く多くの人々を当社境内より金剛山へ案内し、誘ってきたことが偲ばれる。(金剛登山道参照)

                     
     河内國石川・古市・安宿郡 絵地図(部分)天保8年(1837)
 当社『上水分宮』の上の赤線が金剛登山道、下の赤線が大和へ抜ける水越峠越えの街道。